アマネムジャーニー

アマンの哲学にあるのは、その土地の伝統文化や歴史、環境、ライフスタイルに敬意を払い、それらの体験を通して理解すること。そのため世界各地のアマンでは、その土地のアマンでなければ体験できない「ジャーニー」をご紹介しています。古より神々の地として親しまれている伊勢志摩にあるアマネムでは、いずれも伊勢志摩地域ならではの美しい自然の営みや伝統文化、歴史を辿るストーリーやテーマを持った体験や小旅行をご提供しています。アマネムジャーニーを通してより深く伊勢志摩をご体験ください。

Amanemu Journey-Ise Shrine & Food of the god Amanemu Experiences

海女さんと海に潜る

海女とは、素潜りで海に潜って魚介を採る職業の女性のことで、女性は男性よりも皮下脂肪が厚く長い潜水作業に 適し て い ることから 、西 暦74 5年頃から男性は舟の舵を取り、女性が潜って漁を行う形態が始まったといわれています。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、志摩では現在でも約230人の海女さんが鮑をはじめサザエ、イワガキ、イセエビ、ウニなどを採り生計をたてています。ベテランの海女さんと一緒に潜り、海女さんが、海や島の地形や風や潮を読み獲物を捕らえる漁を間近に見学し、志摩の文化をご体験ください。その後は、海女小屋を模した小屋で、チャーミングで勇敢な海女さんとお話しながらご用意いただく魚介の炭火焼きランチをお楽しみいただけます。

 

伊勢神宮と御食国を巡る食文化を知る

「御食国(みけつくに)」とは、日本古代から平安時代まで、皇室・朝廷に海産物を中心とした御食料を貢いだとされる地方のことで、伊勢志摩もそのひとつです。伊勢神宮の外宮では天照大神に朝夕の二度、鰹節、海草、御塩、御水、魚、野菜などをお供えする神事、日別朝夕大御饌祭が1500年前から今も毎日続いています。外宮の参拝後にアワビがゆの朝食、おぼろ昆布作り、かつては神宮の御塩も採られていたという海岸の海水からの天然の塩作り見学、大王町波切で鰹いぶし小屋見学でおいしい鰹節ご飯をいただくなど、神様に備えた食材を巡り、御食国、伊勢志摩伝統の豊かな自然と食文化に触れる旅をお楽しみください。

江戸時代のお伊勢参り

親しみを込めて「お伊勢さん」と呼ばれている伊勢神宮。江戸時代には「死ぬまでに一度は訪れたい」と全国から多くの人が参拝に訪れました。朝、外宮を参拝後、当時の海路伊勢参りの船着き場の風情が残る二軒茶屋で二軒茶屋餅を食し、さらに400年前から変わらぬ製法で作り続ける味噌やたまり醤油の醸造所、古民具が並ぶ小さい博物館などを見学、小さな木舟でかつて「お伊勢さんの台所」と呼ばれた河崎に移動、レトロな街並みをそぞろ歩き、かまぼこ造りを体験するなど、昔ながらのお伊勢参りを体験します。

日本百景『朝熊岳』ハイキングと『金剛證寺』参拝

伊勢志摩国立公園の一部に当たる伊勢神宮の森は神宮の敷地外にも続いており、伊勢市の約1/4を占め、神が宿る森として敬われています。そのなかにあり、日本百景にも選定され、伊勢志摩国立公園内の最高峰にあたる標高555メートルの朝熊山の山上には、お伊勢参りが流行した江戸時代、参宮を終えた人々が参詣する慣わしだった朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)があり、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭に唄われているほどです。朝熊岳金剛證寺まで約3.9キロの山歩きのあとは、頂上の展望台で、伊勢湾、英虞湾、太平洋の大パノラマを眺めながらランチをお楽しみください。

Amanemu Experiences Journeys Amanemu Experiences Journeys

志摩サイクリング

山や海に囲まれた豊かな自然と、この地ならではの文化が息づいている志摩は、日々の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな風景がたくさんあります。この地を、ガイドと一緒に自転車で風を感じながら巡ります。ビアンキのロードバイク、ヘルメット、サイクルボトルのレンタル、ガイドメンテナンスカーの伴走つきで安心してサイクリングをお楽しみください。